我が家は3年生の4月から日能研に通塾しています。
一般的に「中学受験のための通塾は小3の2月から」と言われていますが、このページでは本格的なカリキュラムが始まる2月前までの授業・宿題について以下の点でまとめます。
- 日能研3年生の授業カリキュラム
- 宿題ボリューム
- スケジュール
- 早めの通塾メリットデメリット(3年生4月から)
他の塾に通っているお友達の口コミも参考にしたので、一つの意見として日能研入塾を考えているかたの参考になればうれしいです。
ちなみに…日能研に通うきっかけになった悲惨な全国テストの結果がこちら▼

ちなみに通塾してマイファーストテストや全統小はある程度点数とれるようになってきても、全国テストは平均超えるのが難しいです。
これが【相性】というものなのでしょうか…。
日能研3年生の授業カリキュラム
気をとりなおして、日能研3年生の基本事項はこちらです。
【授業時間】16:50~19:20
【受講科目】2科目
【通室曜日】木
【テスト】1カ月に1回の「マイファーストテスト」+年間4回の「全国テスト」
※具体的なスケジュール:各教室によって異なる可能性があります。日能研のウェブサイトや、各教室に問い合わせて確認してください。
日能研は四谷大塚のように理社はなく2科目なので、通塾は週1回と負担は少なめですね。
習い事も全然続けられるよ。
終了時間も他塾より早めで、21時には眠れてるよ。
塾がある日のスケジュールに関してはあとで詳しく記載しています。
また、復習前提の方針のため基本的に予習は必要ありません。
授業は意見を発表することが多くて、学校の授業みたいな雰囲気だよ。
子どもいわく、ゴリゴリ問題をとくような雰囲気ではなく、和気あいあいとした発言しやすい環境のようです。
確かにみんなの違った意見を聞くことで、柔軟な思考力や多角的視点が高まってきたことは強く感じます。
先生のことはあだ名で呼んでいて、名前も入塾すぐに覚えてくれたのがうれしかったみたい。
次からは教科ごとにカリキュラムをみていきますね。
国語のカリキュラム
国語のテキストは「前期上・下」「後期上・下」の4冊を、2年生2月~3年生1月までに取り組みます。
前期の上巻
【第1回】身近な人々を紹介しよう
【第2回】学校をつくろう
【第3回】昔で今を考えよう
【第4回】身の回りのものを伝えてみよう
~マイファーストテスト
【第5回】ニュースを伝えてみよう
【第6回】春を感じよう
【第7回】夏を感じよう←我が家はここで入塾
【第8回】秋を感じよう
~マイファーストテスト
【第9回】冬を感じよう
【第10回】音を言葉で感じよう(擬音語)
前期の下巻
【第11回】様子を言葉であらわそう
【第12回】どのようにして文字ができたのだろう
~マイファーストテスト
【第13回】ことわざ①
【第14回】ことわざ②
【第15回】慣用句①
【第16回】慣用句②
~マイファーストテスト
【第17回】言葉を絵で表そう
【第18回】絵を言葉で表そう
【第19回】記号やグラフで表そう
【第20回】言葉の意味を調べてみよう
~マイファーストテスト
1回分が30ページ弱あるのでテキストは分厚いですが、内容としては以下4部作になっていて難易度はどれもやさしめです。
完結型なので途中入塾も全く問題なし!
- 自分自身で考える(授業でやる)
- 学んだことをつかう(一部授業、一部宿題)
- 振り返りノート(宿題)
- 今週の漢字(宿題プリント)
入塾当初漢字は練習ノートにやってくる形式だったんだけど、今はプリントが配られるようになったよ。
ゴリゴリ文章を読んだり解答テクニックを学ぶのではなく、本質的な国語力の種まきをしている、そんなカリキュラムになっている印象です。
「ことわざ・慣用句を自分で作ってみる」「漢字をつくってみる」「擬態語をいれてお話を作ってみる」といった【自分でしっかり考え、文章にして人に伝える力を育てる】そんなイメージでしょうか。
漢字は4~6年生ランダムに覚えていくよ。
やたら難しい漢字が出てくるな…と思ったら、学年関係なく出てくるようです。
漢字は先取りしてムダにはならないので、個人的にはウェルカム♪
まとめますと、小3の段階では、基礎力の育成・本質的な部分の理解を目的としているので、必ずしも入塾しなければいけないというわけではありません。
ゴリゴリ中学受験の勉強を先取りしたい人は他塾のほうがおすすめ。
逆に我が家のように「塾は慣れ&モチベーションアップのためにゆる~くいきたい」といったかたは日能研がばっちり合っていると思います。
急いでいないかたは通常通り3年生の2月からの入塾で問題ないでしょう。
算数のカリキュラム
算数のテキストも国語と同じく「前期上・下」「後期上・下」の4冊を、2年生2月~3年生1月までに取り組みます。
前期の上巻
【第1回】数と量の違い①
【第2回】数と量の違い②
【第3回】1対1対応
【第4回】3数のかけ算
~マイファーストテスト
【第5回】あまりによる分類
【第6回】順列
【第7回】組み合わせ
【第8回】2進法
~マイファーストテスト
【第9回】図形の数列①
【第10回】図形の数列②
前期の下巻
【第11回】たし算と引き算
【第12回】きりのいい数の利用
~マイファーストテスト
【第13回】かけ算①
【第14回】割り算①
【第15回】かけ算②
【第16回】割り算②
~マイファーストテスト
【第17回】和と差
【第18回】切り上げ・切り捨て
【第19回】数の性質
【第20回】論理と推理
~マイファーストテスト
1回分が20ページ弱で、国語と同じく内容以下4部作。
- 自分自身で考える(授業でやる)
- 学んだことをつかう(一部授業、一部宿題)
- 振り返りノート(宿題)
- 今週の計算
計算はノートにやって、親がまるつけ、直しまでして持っていくよ。
とにかく「考える」問題が多く、パターンを暗記してどんどん解いていくようなカリキュラムではありません。
もちろん「つるかめ算」など特殊算はやりません。
4年生で特殊算を使うための種まき、というイメージですね。
「計算の工夫を考えよう」「あなたはどのように考えますか?」と考える力、記述力が鍛えられそう。
個人的に【1教えれば(10とはいわず)3~4わかる】ような子なら問題ないですが、我が家のように翌日には何をやったか忘れてしまうような子にはしっかり伴走が必要だと思います。
実践で使えるのかのチェックと、演習もかねて市販の問題集も使うことをおすすめする!
▼我が家が毎日取り組んでいたドリルはこちらにまとめています。

日能研3年生の宿題ボリューム
宿題ボリュームとしては、他塾と比較してかなり少なめです。
特に我が家の通う日能研はちょっと厳しめと言われている「関東系」ではなく、ゆるめの「本部系」であることも関係あるかもしれません。
もう少し具体的にいうと、こんな感じのボリュームです。
【国語】計30分程度
- 「学んだことを使う」長文読解が多い
- 「振り返りノート」3ページ前後の読解
- 漢字10問
【算数】計30分程度
- 「学んだことを使う」
- 「振り返りノート」
- 計算10問
合計1時間くらいで終わるので、伴走する親の負担も大きくないでしょう。
月1回のマイファーストテストは、この宿題+漢字の反復で6割くらいはとれるはず!

次は塾がある日のスケジュールをご紹介します。
日能研3年生のスケジュール
塾のある日(木)のスケジュールはこちら。
15:30 学校から帰宅
~16:30 ゲームなどリラックス
16:50~19:20 塾
帰宅後すぐに夕食・入浴
21:00 就寝
基本的に塾の日はいつものプリントは一切なし。
睡眠を第一優先にしているので、塾から帰ってきたら1分でも早くベッドに行けるよう(親が)全力です。
週1回の通塾だからこそできるスケジュールですね。
金曜か土曜に復習して、(あるときは)土曜か日曜にマイファーストテスト受けるようにしてるよ。
4年生で週2回の通塾になったら、塾の前後でなにかしら学習しなければいけないかもな…と思っています。
日能研早めの通塾メリットデメリット
一般的に通塾は3年生2月の4年生カリキュラムからが多いですが、3年生と少し早めの入塾をすることのメリット・デメリットってなんだろう?と考えてみました。
早め通塾のメリット
まずはたくさん思いつくメリットから!
通塾に慣れる
通常の新4年生から入塾すると、まず環境に慣れるだけで遅れをとってしまう可能性があります。
少し早めの入塾で日能研の雰囲気・先生・テキスト・スケジュールに慣れておけば、新学年カリキュラムから勉強に集中することができるのは大きいメリット♪
いきなり4教科で通うより、2教科でゆったり慣れていくのは負担が少なくおすすめです◎
模試・テストでモチベーションアップ
正直学習内容自体はお家でもできるようなことではありますが、模試やテストが定期的に(強制的に)あることでモチベーションアップにつながります。
子どもはいやがってるけど、親のモチベーションになってる感はあるよね。
先日満点とった娘はとってもうれしそうだったから、結果が出てくれば子どものモチベーションもあがるはず!
「1点を大切にして、最後の1分まで粘る」のが大切だという感覚を身に付けてほしいと思っています。
学習意欲の高い周囲の刺激感
やはり塾に来ているお子さんは学習意欲が高めになります。
そんなお友達に囲まれる時間があることで、「そんな子もいるんだな」と(うちの勉強嫌いな双子は)刺激になっているようです。
長期休みの有意義活用になる
3年生の夏休みを有効に使えます!
日能研の夏期講習は1週間ちょっと。(4万円くらい)
「勉強したほうがいいけど、親も忙しいし、子どもいうこと聞かなくなってきたし…」というこの時期にうれしいメリットですよね。
我が家は前半で夏期講習、後半で10日間の海外旅行行くよ。
私は週3パートで、休みの日は伴走、仕事の日は自習+ゲームかなぁ。
新四年生から上位クラスを狙える
4年生のクラス替えは5回あるので少しずつ上げていくことも可能ですが、3年生時にちょっと学習を深めておいて上位クラスから始められると幸先いいですね。
ちなみに塾生の最初のクラスは、3年生時のマイファーストテストや全国テストの結果で決めるとのことでした。
早め通塾のデメリット
逆に早め通塾のデメリットを考えてみます。
やっぱり通塾分疲れる
自宅から塾が徒歩圏内であれば、そこまで通塾負担はないかもしれません。
しかし車や電車を使う距離だと、やっぱり疲れ切ってしまうことが多いでしょう。
まだ慣れてないと気を張って疲れてしまうということもありそうです。
(悪い意味で)慣れてしまう
始めは宿題をきっちりやって、板書もきれいに写してきたのですが…慣れてくると適当になりがち。
4年間も通うことで、慣れがいいほうに影響するのか、悪いほうに影響するのかお子さんによると思います。
中だるみしてしまうリスク
「慣れ」と同じようなことですが、4年間ずーっと頑張り続けるのは難しいですよね。
多かれ少なかれ中だるみのリスクはありますが、早めの入塾でリスクが大きくなるのは避けられないでしょう。
お金はかかる
3年生でかかる費用は以下になります。
- 入会金 11,000円
- 授業料 11,440円/月
- マイファーストテスト(11回) 36,300円
- 教材費 28,600円
- 春季講習 10,670円
- 夏期講習 39,050円
- 冬期講習 17,490円
計 280,390円
とはいえ月割すると1教科7,700円の公文を2教科やる+1万くらいの差額ですし、習い事の一つとして考えると大きな負担ではないかなと感じます。
長期休みの学童やお出かけの代わりにもなるしね。
学習量は塾だけでは全然足りない
先ほどカリキュラムの項目でご紹介したとおり、レベル・演習量どちらもテキストだけでは圧倒的に不足していると感じます。
毎日の計算や漢字、語彙の練習、実践ワークなどは家庭で別に取り組まないと塾なしの子と差をつけるのは難しいはず。
日能研3年生のまとめ
以上、日能研3年生に通ってメリット・デメリットを考えると我が家は大大大満足しています♡
3年生までは公文を続けて2月、早くても飽きから入塾しようと考えていましたが、早めの4月に入っていて正解でした。
環境に慣れるのが遅いうちの子は、3か月たってもまだ塾前は緊張しちゃうみたい。
まだお友達もできてない…涙
お友達はいなくても、顔見知りになることで新4年生ではリラックスして授業に集中できるよいいなと思っています。
また、テスト慣れすることで「集中するってこんな状態」という感覚がつかめてきたのも、予想外のうれしいメリットでした。
日能研の3年生カリキュラムはやさしめで学力的に大きな飛躍はありませんが、環境への慣れやテスト慣れ、勉強リズムをつかむために入塾してみるのはとってもおすすめできます◎
お金と時間の負担を天秤にかけたうえでメリットが大きいと思ったら、ぜひ3年生から中学受験に踏み込んでみてください♪