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語彙力がない小学生が実践!語彙力アップの勉強法【中学受験】

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中学受験をするならもちろん、しなくても【語彙力】は人生を豊かにするために欠かせません。

普段親子ともに「やばい」「うざい」を多用していませんか?

語彙力を高めることで学力アップだけでなく、【自分の気持ちを正しく伝えられるようになる】という大きなメリットがあります。

ママ

とはいえうちの双子は本どころか、文字を読むのが大嫌い。
語彙力もやばい(←語彙力。笑)!

ということで、小3から読解力は後回しに「漢字・熟語・語彙力」を重視して勉強してきた結果わかった、語彙力アップの勉強法をご紹介します。

同じように文章を読むのが苦痛な子、語彙ドリルほとんどわかんなくて進まない…そんな子の力になればうれしいです。

語彙力とは│中学受験するなら語彙力は詰め込みが必要

一般的に小学1年生の平均語彙数は約4900語。

小学2年生では6400語、小学3年生では8100語、小学4年生では10000語と日常の学習や読書、会話を通じて学年があがるにつれて自然に増えていくといわれています。

そんなに多くの語彙が果たして自分も持っているのか…ちょっと不安ですよね。笑

語彙力とは

では語彙力とは、具体的にはどんな意味なのか?

語彙力とは【多くの言葉を正確に理解し、伝える力】のこと。

たとえ本で多くの言葉を吸収していても、普段の会話やいざ文章にしたときに使えないとそれは語彙力とは言えません。

多くの言葉を正確に理解することで、物事を深く理解し様々な事象を多角的に捉えることができます。

例えば「モヤモヤする」とき。
同じモヤモヤでも、その時の状況によって感じている気持ちは異なるはず。

  • 喪失感なのか
  • 悔しいのか
  • 失望しているのか
  • 落ち込んでいるのか
  • 切ないのか

自分がどんな感情なのかぴったりな言葉を見つけることで他人に共感を得られやすくなり、円滑な人間関係が築けるメリットがありますね。

「モヤモヤ」「ムカつく」では誤解が生じやすくなるのもうなづけます。

テストや偏差値うんぬんではなく、豊かな感受性、深い思考を手に入れるためにも、間違いなく語彙力は大切です。

語彙力が低下している理由

「最近の子は語彙力が低下している」と言われますが、その理由は以下のようなことが考えられます。

  • 「やばい」「マジで」「うざい」など短調な言葉が流行って(?)いる
  • (一部の)ゆとり教育
  • 親子で過ごす時間の減少
  • 核家族化
  • ご近所付き合いの減少
  • ゲームの普及
  • 短文がデフォルトなLINEの普及

良くも悪くもご近所や祖父母との距離感が出てきたことで、親同士の会話を子どもが耳にする機会が減り、子ども同士も略語やゲームを通したやり取りとなると語彙力が低下してしまうのもムリはありません。

ママ

とはいえ私自身の言葉も「やばい」「まじで」を多用してるから、気をつけないとなぁ…。

LINEもできるだけ文章を短くしようとしがちですもんね。

語彙力の低下は子どもの責任ではなく、大人、社会が意識的に変わっていかないといけない問題だといえるでしょう。

中学受験するなら語彙力は詰め込みが必要

そんな語彙力は大人になるにつれて日常生活の中である程度は身につくものなので、本来そんなに焦らなくてもいいのですが…

中学受験生は意識して詰め込まないといけないのが辛いところ。涙

国語の文章は大人でも集中しないと読み込めない語彙と言いまわしたっぷりな、難解な文章になっています。

  • 例え
  • 心情
  • 慣用句
  • ことわざ
  • 熟語

全てがハイレベルなので、一つわからないものがあるとパニックになってしまいがち。

パパ

中学受験国語の文章レベルは「公立高校受験レベル」って言われてるよ。

また国語だけでなく、理科・社会・算数までも語彙力がないと「何を聞かれているのか?」自体が分からないレベルです。

つまり語彙力は全ての教科の基礎だといえるでしょう。

おそらく受験に必要なレベルの語彙力は、「成長すれば自然に身につく」のを待っていたら間に合わないレベル・量だというのは間違いありません。

次の項目からはそんな語彙力をつけるにはどうしたらいいのか、そんな方法をまとめます。

語彙力がない小学生が実践!語彙力アップの日常勉強法

語彙力を増やすための勉強法、ドリルをやるだけではなく日常生活で実践できることをまとめます。

ちなみによく言われる「本をたくさん読む」なんてことは「分かってるけどできない(やらない)」という子向けです。

オープンクエスチョンを心がける

オープンクエスチョンとは「yes・No」で答えられない質問のこと。

「何が楽しかった?」

「どうしてそう思ったの?」

「どんなこと勉強したの?」

「休み時間何したの?」

と続く会話を心がけます。

ん~…忘れたぁ。

こんな返答が多いですが(汗)、粘り強く数打ち作戦で頑張りましょう。

多くの本に触れる

一番のおすすめは定期的に図書館に行くこと。

ママ

私が小さい頃は1か月に1回、20冊くらい借りてたよ。

ジャンル問わず、子どもの読みたいものから。

やはり会話だけではそう簡単に語彙は増えないので、物語や図鑑から言葉の増やしていきましょう。

本の感想を話し合う

本を読んだら読書感想文を書くことが望ましいですが…難しいですよね!?

パパ

「~おもしろかったです。~おもしろかったです。」って永遠に繰り返されるよね。

なので感想を話し合うのが手っ取り早いです。

よく分からなかった語彙や言い回しがあったか聞くのもいいでしょう。

キャンプやハイキングなどデジタルから離れる

語彙力は「伝えること」つまり「アウトプット」が大切なので、ある程度強制的に受け身になるデジタルから離れる時間を作ってあげるのがおすすめです。

キャンプ中はテレビないからゲームや動画はガマンできる!

(電波が入らないキャンプ場だと、大人も強制デジタルデトックスです。)

パパ

2歳からキャンプ始めて、ちょっとずつグッズを揃えてきたよ。

他にも軽いハイキングや登山など会話に集中できる環境にお出かけし、自然や地理(距離感)の話をしてみてください。

語彙力だけでなく「体験から学ぶ」こともできるので一石三鳥以上です♪

日記を書く

キャンプなど非日常体験をしたら、「何が楽しかったのか?」「何を見て、何を聞いたのか?」「一番印象的だったことは?」を言語化し、ある程度形式的な文章にする練習をすると作文力も大きく伸びます。

「〇〇〇が楽しかったです。△△△も楽しかったです。□□□が楽しかったです。」

最初はこうなるはず!

【簡単な日記の書き方】

  • いつ
  • どこで
  • だれと
  • どんなことをして
  • 何を思ったか
  • これからどうしたいか?

まずはこんな構成で練習を積むといいでしょう。

さらにもうワンステップ上は「五感」をいれてみること。

  • 目→見たこと
  • 耳→聞いたこと
  • 鼻→香り
  • 口→話したこと
  • 手→さわったこと
  • 心→思ったこと

言葉遊びをする

先ほどお話したとおり、語彙力は「アウトプット」が大切です。

  • マジカルバナナ
  • 怖い話(百物語のような)
  • しりとり
  • 伝言ゲーム
  • 10回ゲーム(「ひじ」10かい言って、「ひざ」を答えてもらうなど)
  • 〇から始まるゲーム
  • 早口言葉
  • 山手線ゲーム
  • 「だれが」「どこで」「何をした」ゲーム(紙に記載した言葉を3つランダムに引いて文章を作る)

こんなゲームをしてみると、楽しく「言葉」を意識できます。

ママ

特に「マジカルバナナ」「山手線ゲーム」のような連想していくゲームよかったよ。

分からない言葉を一緒に調べる

子どもと会話していたりドリルをしている時に親が説明できない言葉や言い回しが出てきたら、一緒に国語辞典で調べていたのも効果があるように感じています。

例えばこんなこと。

「オルガン」と「ピアノ」の違いは?

「解答」と「回答」の違いは?

「情けは人の為ならず」ってどんな意味?

即答できましたか?

ママ

私は「情けは人の為ならず」って【過剰に親切にするのはその人のためにならない】ってことかと勘違いしてたよ。

ちなみに答えは「親切は人のためになるだけでなく、いずれは自分にかえってくるよ」という意味。

国語辞典はお気に入りを購入

国語辞典の使い方は3年生で習います。

そこで興味をもつはずなので、小学校にあるものだったり、好きなキャラクターだったりお気に入りの辞典を買ってあげるのがおすすめ。

私は本屋さんでいろいろ比べてこれにしたよ。

▼中学受験用としては易しく、初辞書としては難しめなとこが気に入ってるそう。

▼メジャーな人気どころは下2点。

▼こちらはワイド版もあるので、小さい文字だと読む気なくしてしまう子におすすめ。

食レポを極める

。また、食レポなんかもよいです。食べたお菓子がどう甘いのか、比喩表現を身に付けられるようになります。実際にわたしは娘とたまにやっています(笑)

他にも基本的な「読書をする」「

小学生の語彙力アップ│おすすめドリルを使った勉強法

語彙力が全然ない小学生向けのおすすめドリルを段階的にまとめます。

ドリル選びのコツは、お子さんの語彙力レベル、興味関心に合わせたドリルを選んであげること。

ママ

我が家はかたっぱしから買って、子どもが気に入ったものを使ってるよ。

【ステップ①】語彙ってなに?レベル向けドリル

まずは「慣用句」「ことわざ」「熟語」ってどんなものなのかをざっくり、なんとなく理解してもらうための必須アイテムをご紹介します。

まずはこちらの「語彙力アップカード1000」

小学生語彙力

「対義語」「使い分け」「ことわざ」「カタカナ」「慣用句」「四時熟語」で切り離して単語カードが作れる一冊。

ママ

リングもついてるけど、私はバラバラとテーブルに広げてみんなでカルタ形式で学習していくのが好き♪

全てのカードにイラストがあるわけではないので、親が身振り手振り&うまい例えでなんとな~くの意味を把握してもらえるよう、頑張りたいところ。

そして二つ目がこちら。

▼ことわざカルタ。

ここまでちゃんとしたものでなくても、100均でいいものがたくさん売ってます♪

小学生ことばカルタ

こちらはダイソーのもの。

ことわざだけでなく、「慣用句」「都道府県」「歴史人物」などそろえるのも効果大◎

小学生言葉カード

この時点で覚えてなくてOk!

【ステップ②】キャラクターで推す

少し言葉に馴染んできたら、好きなキャラクターの辞典や漫画、ワークなどに取り組んでみましょう。

▼ゲーム好きにはちろぴの!
問題は数少ないんだけど、掲載してることわざは馴染みがあるものだし、本嫌いな息子が読んでくれる唯一の学習本

▼すみっこぐらし好きさんに◎

▼ドラえもん好きに◎

▼ちびまる子ちゃんは4冊セットで使っているかたが多いよう。

▼特に特定のキャラクター推しがないなら図鑑からトライしてみては?

▼個人的にシリーズで集めているよ。
さらっと読みやすい。

▼中学受験ブログでよくおすすめされている角川シリーズ。

ママ

うちの子は全然読んでくれないけど、ハマる子にはハマると思う!

パパ

うちは歴史漫画も一切見向きしないくらい本嫌いだもんね。

【ステップ③】まんがクイズにチャレンジ

知ってる言葉が増えてきたら、まんがクイズに取り組んでいきましょう。

▼東大に4人いれた佐藤ママおすすめ。
旅行雑誌で有名な「るるぶ」出版。

スケルトンパズル、クロスワードなどのゲームやおもしろコラムも充実しています。

▼これ超激押し!
一コママンガで表現してくれるからイメージしやすい!

小学生語彙ワーク

小学生言葉ワーク

A4の一回り大きめサイズ。

ママ

難点はコピーが大変。
約200ページを見開きA3でコピー×3周×双子分コピーしてるよ。

▼2年2月に購入して、3か月でもう3000枚は使ってる!
A4見開きをA3に拡大したり、逆にA4に縮小したり大活躍。

コピー機

左端がA3プリント。
ブラザーも人気だけど、我が家はエプソン派。

パパ

ラックはわざわざ買わなくても、家にあるものでいいんじゃないかな。

プリンターについては別記事にまとめますね。

話をドリルに戻して…陰山先生の漢字ドリルも好きで、愛用しています。

▼熟語を知らなすぎる双子にぴったりでした。
熟語も「語彙力」の一部!

▼陰山先生のYouTubeも勉強方法の参考になるので、見てみてください。

【ステップ④】語彙力ワークで定着

ここまである程度言葉に慣れてきたら、イラストがほぼないこちらのワークを繰り返して力を定着させます。

▼我が家は一番最初にこれを購入して、撃沈。

小学生語彙力

イラストがなくシンプルなので、ある程度わかる子じゃないと進まないかも。

ママ

レベル1の熟語が難しくて、2と3はとっつきやすいよ。

▼3つのレベルにわかれてて、「1300」と収録数も多い!

▼中学受験生のバイブルシリーズのひとつ「いっきに極める」。
少しイラストがはいっているので、取り組みやすいかも。

「自然」「海」「政治」に関すること、と意味のある熟語をまとめてるので覚えやすい!

【ステップ5】余裕があれば語彙力教化

ある程度やったところで言葉のセンスが出てきたら、中学受験語彙力アップワークとして有名なこちらのシリーズに取り掛かってみるといいでしょう。

▼中学受験ブログを見ると大抵紹介されているこちら。
我が家の双子には難しい…というかとっつきにくかったのでまだ保留。

無料プリントならこれがおすすめ

無料でダウンロードできるプリントで学習を進めたい場合は、こちらがおすすめ。

⇒すたぺん語彙プリント

⇒ちびむす語彙プリント

小1~小6の学年別ごとにまとまっているので、さくっと一通りやってみたいかたに◎

小学生の語彙力アップの勉強法まとめ

今回は語彙力のない小学生の、語彙勉強法をまとめました。

たくさんドリルをご紹介しましたが、お子さんのレベルや好みに合わせて試してみてください。

ママ

我が家は本気出して3か月くらいで、「全国統一小学生テスト」の語彙問題ほぼ満点とれるようになったよ。

全国統一テスト

漢字が苦手な小学生の勉強法も別でまとめるので、よかったらご覧ください。