このページでは「漢字が超苦手!!!!」という子への、おすすめ勉強法と実際に使って効果があった問題集をまとめます。
漢字は中学受験における基本の基本。
そもそも中学受験をしなくても、学年相当の漢字・熟語はマスターするべきですよね。
(小学1年生から6年生までに習う漢字の数は1,026文字)
ただ…うちの子は漢字をほんっっとうに覚えられない。
何度叫んだか数えられません。(私が)
1日たって忘れちゃうのはしょうがない。
でも数分前にやったもの、なんなら数秒前に10回以上書いてても忘れちゃうんだよ…。
昭和~平成初期生まれの親御さんは「手が痛くなるほどひたすら書く」という宿題が出ていたのではないでしょうか?
今は書くだけでは覚えられない、という説も広まっておりますが、うちの子は書いても成り立ちを説明しても集中して見ても覚えられませんでした。
小3の10月、今はもうすぐ5年生の漢字が終わる予定!
やっと覚え方わかってきたかも♪
中学受験を目指すかただけでなく、学年相当の漢字が苦手な子、漢字の学習方法について知りたい方の参考になれば嬉しいです。
【中学受験】漢字は勉強したほうがいい?
中学入試では必ず漢字問題があります。
とはいえ出題数は少なく、配点比率もそこまで大きくないのであなどりがち。
ですが漢字は覚えれば得点できることから正答率も高く、漢字で差をつけられてしまうと-からのスタートになってしまいます。
だから漢字は毎日短時間でコツコツ続けることが大事
!
漢字学習をすると漢字問題を特典できるだけでなく、こんな副次的効果も。
- 問題文を正しく読み取れ、読解力アップ
- 社会の漢字問題に苦労しない
- 理科の「泥岩(でいがん)」など単語がスッと頭に入ってくる
- 漢検まで受験できたら自信がついてモチベーションアップ
私は漢検準1級もってるんだけど、2級までは常用漢字が大半だから学生期の取得をおすすめするよ。
小学生なら5級(小6まで)で十分かな。
漢字学習がいかに全教科の下地になっているか実感できるのではないでしょうか。
なぜ漢字を覚えられない?漢字が苦手な理由
そんな大切な漢字学習、さぼっているつもりはないけどなぜか全然全くほんとに覚えられない…。
▼これは最近の漢字学習のコツがつかめてきてから。

子ども自身も頑張っているのは伝わってくるんです。
学校の漢字ドリルもきれいにしっかり書いてる。
家庭学習ドリルも(同学年)2冊以上やってる。
でも5分後にテストしてみると9割近く抜けている…絶望でした。
▼有名なエビングハウスの忘却曲線
え。20分後には58%残ってるんじゃないの!?

なぜこんなにも記憶に残らないのか?
ちょっと理由を考えてみました。
(発達グレーなので若干学習障害が出ているような気もしますが…今回はあくまで一般論で考えてみます。)
対策を兼ねたおすすめ勉強法は次の項目でお伝えします。
「音読み」「訓読み」をきちんと理解していない
「音読み」「訓読み」ってなんとなくで身に付けている大人も多いのではないでしょうか。
うちの子の場合、漢字が違う読み方をすること自体がピンときていない状態でした。(小2後半)
宿題ちゃんとやってたんだけどね。
おそらくただ書き写しており、先生の話も右から左へ流していたのだと予想できます。
そうそう、たとえば「学」を「がく」だけでなく時には「がっ」と読むということも納得できていなかったのを思い出します。
放心状態でただ書いているだけ
前の話につながりますが、宿題やドリルを何回取り組んでも、漢字はただ書いているだけでは習得できません。
いやできる子もいるかもしれませんが、少なからず「手を使って持つからてへんで、なぜか寺に持っていくんだな」のようにイメージを組み合わせて意味付けしながら書いているはずです。
一方娘はこんな主張をしていました。
私はきれいに書かなきゃって思って、それだけを意識して書いてた!
確かに理社をノートにまとめることに集中して、全然内容は覚えられてないって子、クラスにいましたよね。
このように漢字の意味を考えずにただ10回、20回と繰り返し描いていても意味はありません。
【漢字は意味付け・連想・イメージ】することが大切だということがわかりました。
熟語ではなく音で覚えようとしている
「音読み」「訓読み」が少し身についてくると、今度はあり得ない熟語を連発してきます。
上の例の場合、「たい」「しょう」と独立した読み方をして当て字になっていました。
1文字1文字の漢字はもちろん、熟語にはそれぞれの組みあわせによる意味があるのだ、と繰り返し説明する必要がありそうです。
熟語の意味が分かってないことがほとんどだから、付きっ切りでみることになっちゃうけどね。涙
漢字が超苦手な子のおすすめ勉強法!問題集まとめ

ここからは、漢字が超苦手で5分後には9割抜けてしまうようなうちの子たちに比較的効果のあった漢字勉強方法をご紹介します。
その時の気分・やる気・タイミング、そしてお子さんとの相性によって合う合わないがあるので、お困りの際はいろいろ試してみてください。
ドリルやプリントサイトも紹介するね。
【超おすすめ】熟語メインで徹底反復する
漢字が頭に入ってこない子は1個ずつ覚えるより、いっそ熟語からしっかりとイメージだてて覚えていくのがおすすめです。
そこで使うのがこちらのドリル。

▼百マス計算で有名な陰山英男先生監修。
1冊仕上げれば480個の熟語がマスターできるよ。
このシリーズのドリルは同じ漢字を使った熟語が連続して出題されることで、「全く見当もつかない」ということがないのが1番気に入っています。
「隊長」→「兵隊」→「軍隊」や
「労力」→「苦労」→「労働」→「働く」など。
ひとつの熟語だとそのイメージがしっくりしなかった場合、習得が難しくなってしまいます。
我が家の場合はもちろん一瞬で忘れてしまうので、3~4日連続で同じプリントを繰り返し取り組んでいます。

3回目で9割正解くらいかな。
個人的に漢字は反復ありきだと思っているので、6年生まで先取りしたら他のドリルや漢検で補強していこうと思っています。
漢字の成り立ちから学ぶ
▼漢字1文字1文字を大切に学びたい子にはこちらのドリルがおすすめ。
「部首」や「漢字の成り立ち」がかわいいイラストとともにまとまっており、1日1ページ(4つ)丁寧にすすめていくといいでしょう。
特に部首をとっかかりとしてイメージを構成する練習が大事!
うちの子は10回ですら書きたくなかったようで半分くらいでやめてしまいましたが、口コミ評判もいいのでハマる子にはとってもいいドリルだと思います。
普通の漢字ドリルだけで覚えられない子は、ちょっと違う切り口で勉強してみてください♪
さくっと最小限にシンプルに
同じ漢字5回以上書きたくない!
分厚いドリルはやりたくない!
そんな子にはこちらのドリルがおすすめです。
▼サラサラ書ければ5分でできます。
が、全部教えてると30分かかったことあるよ…。
【短時間・短期集中】ができる子、忙しくて時間がないご家庭に◎
我が家はこれ大失敗!!涙
全然頭に入ってないから、練習問題1問もできず怒鳴ることに…。
ドリルとしてはいいものだと思っているので、ある程度身についてから総まとめとして使ってみようと思います。
お金はかけずに反復練習
ドリルではなく無料プリントもたくさんいいものがありますよね。
ここでは私がよく使っていた2つのサイトをご紹介します。
どちらも6年生までの漢字を網羅しており、1文字ずつ丁寧にやってもOK、問題をバンバンこなしていってもOK、何回でも簡単に反復できるので便利です。
ドリルはコピーをするのが大変なんだよね。
特に個人的に長く使わせてもらっているのがこちらのポスター▼
【イラスト付き】学年別 小学漢字 一覧表【学習ポスター】(1~6年生で習う1026字の漢字)|ちびむすドリル【小学生】
【イラスト付き】学年別 小学漢字 一覧表【学習ポスター】(1~6年生で習う1026字の漢字)|ちびむすドリル【小学生】
トイレに貼っておくと、少し見てくれている様子。
漢検でモチベーションアップ
ドリルである程度書けるようになったら、漢検に挑戦してみるのもおすすめです♪
私たちは小2で8級(学年相当)合格したよ。
ほぼ満点で自信になった!
漢検の勉強はこの2冊を3周やればほぼ完ぺきです。
▼4年生相当
▼5年生相当
▼6年生相当
部首や書き順、画数、熟語の成り立ちなど一般的な漢字ドリルだけでは網羅できないことまで勉強できます。
漢字の使い分けはイラストでイメージ
漢字学習が進んでいくと「暑い」「熱い」「厚い」などの使い分けも整理しておくことをおすすめします。
普段の漢字学習中に組み込めればいいのですが、余裕がなければ下でご紹介する本を使ってみてはどうでしょうか。
▼私が子どもに教えるときに参考にさせてもらってます。
▼このシリーズは「言葉」「理科」でも大人気!
▼女子だけじゃなく、意外と男子にもハマる子はハマるみたい。
▼個人的にこのシリーズは好きで言葉シリーズも全部持ってます。
一通り学習したら総まとめドリルへ
我が家は今5年生の漢字が終わりそうなくらいで、6年生の漢字まで一通り終わったらこちら3冊のドリルに進もうともう用意してあります。

▼「極める」シリーズは4~6年生の総まとめになるので、効率よく熟語復習ができるはず!
▼入試に直結している問題集なので、志望校の出題傾向をみて(部首は出ないとか)絞り込んで取り組んでいこうと思っています。
▼口コミ評判をみて「これ1冊極めれば間違いない!」という声が多いのが印象的です。
赤シート使いのドリルなので、プリント派の我が家はどう使おうか悩み中。
中学受験の漢字おすすめ勉強法まとめ
ここまで漢字が超超苦手な子のおすすめ勉強法についてまとめました。
漢字が苦手な子は下のような原因があると考えられます。
- 「音読み」「訓読み」をきちんと理解していない
- 放心状態でただ書いているだけ
- 熟語ではなく音で覚えようとしている
対処法として【熟語】メインでイメージを固めていくのがおすすめ。
ある程度イメージが固まってくるまでは、やっぱり親のサポートは必須だなと感じています。
できるお子さんの保護者からは「漢字と計算は自走させてる」と話を聞きますが、そのたびに「自分で答えみて丸付けして、次は書けるように見直ししてるの!?」とびっくりしています。
うちの子は計算も漢字もずっと横にべったりだよ…。
2年生まで一般的なキャラクタードリルを何冊買っても覚えられなかったときは「どうしよう…。」と絶望していましたが、今は少しずつ頭にはいってきたのかなという実感があります。
日能研のテストでは「漢字だけは絶対に間違えないように!」が定番フレーズ。
あと「空欄つくらない!」
あと「読める字を書く!」
… (←どんどん増えてく。笑)
漢字が苦手になってしまうと国語、もはや文字を読むことがイヤになってしまいがちなので、早めにお子さんに合う勉強方法を見つけてあげてみてください♪






